2011-11-04 00:48 | カテゴリ:PC関連
 最近の携帯電話のスマートフォン攻勢を見ると、なんか一抹の寂しさを感じる。

 またアメリカにしてやられてるナ。

 と思ってしまう。

 アップル社のiPhone。googleのアンドロイド携帯。マイクロソフトのWindowsフォン。OSはみんなアメリカ製だ。

 先日亡くなったスティーブ・ジョブスはやっぱりスゴい人だったと思うし、アップルの製品は私にとってはずっと憧れの的だった。マイクロソフトやビル・ゲイツは、、、まあ、好むと好まざるとにかかわらず、私にとってずっと飯の種になる環境を安定して提供し続けてくれたので、正直感謝している。

 でも、インターネットと携帯電話、これは元々まったく別物だけれど、その別物を世界で最初に融合させたのは日本のi-modeだった。制限が多くて不完全だったかもしれないけれど、曲がりなりにも最初にシステムを作ったのは日本だった。

 PC-98シリーズという国産のパソコンがあった。最近の若い人は、存在すら知らなかったりするので、歳くっちまったなと思いますが、これも「アメリカにしてやられた」んだろうなと思う。
 一時期はエプソンの互換機を含め「国民機」なんて言われて国内のパソコン市場を席巻していたけれど、インテルとのCPUの訴訟問題で外堀を埋められ、MS-Windows というOSで内堀を埋められ、外国製の安いハードウェアとの競争にさらされた挙句、終焉を迎えてしまった。それでも、ノートPCの分野ではまだ98シリーズが残る余地はあったと思うのだけれど、なぜかあっさり撤退してしまった。撤退の記者会見で、「ミスター98」とまで言われたNEC高山氏の渋い顔は今でも忘れられない。なんか、やんごとなき圧力でもあったんじゃないかという顔だった。

 他にも、TRONという純国産のOSがあった。東大の坂村健が提唱したプロジェクトで、これもアメリカの圧力があって、おおむねポシャってしまった。(おおむねというのは、組み込み用のITRONは生き残ったからです。私はITRONと、それからCTRONを使った仕事したことがありますが、シンプルで見通しがききやすい、いいOSでした。)

 ついでだから言わせてもらうと、ISDN。いまでこそ化石のようなデータ通信網ですが、これが出た当初は世界でも類を見ない進んだ通信網だった。これはたぶん外圧というのは無かったと思うけれど、NTTのお役所仕事でモタモタしているうちに、あっというまに陳腐化してしまった。

 だいたい、マイクロプロセッサ(=CPU:商品名ペンティアムとかのICチップ)だって、元を辿れば日本のビジコム社がインテルに発注したのが最初。元々のアイディアは日本にあったのだけれど、それを発展させるアイディアは日本には無かった。それを発展させるアイディアと実行力を、アップル社草創期に持っていたのかジョブスで、彼の功績はそこにあるように思う。

 便利なのは結構なのだけれど、もの作りに関しては私は国粋主義者なので、なんか寂しいし、歯がゆいと思う今日この頃です。

※MIXI日記より転載

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://blog.oyaconv.jp/tb.php/36-7b567bb1