2013-12-24 01:45 | カテゴリ:映画
 昨日、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を見た。

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 いい作品だった。見終わった後、なんとなく、子どもの頃の夏休みに町内会で見た16mm映画の「かさじぞう」を思い出した。何故思い出したのかは、よく分からない。生真面目な昔話の映画だったからだろうか。

 ストーリーは、良く知られている「竹取物語」から大きく外れることもなく、意外性はなかった。映像は、ひたすら美しく、絵巻物のよう。シロウトだけれど、この絵を描いて動かすのは大変だったろうなと思う。でも見ていて疲れることは無かった。描かれていた線が柔らかい、筆のようなタッチだったからかもしれない。

 どちらかというと、日本人より、外国人が喜ぶのではないかとも思った。

 印象に残ったのは、劇中歌。高畑監督が作ったらしい。曲は、ふたつあって、ひとつは「こきりこ節」などと同じ、長調、陽の節回しの田舎節。もうひとつは、演歌と同じ短調、陰の節回しの都節。田舎と都、ふたつの生活はこの映画のテーマでもある。

 もうひとつは、月からの使者。大きな雲に乗った仏を中心に、にぎにぎしく楽を奏でる天人・天女。本当に絵巻物のようだった。楽の音も、澄んだエレクトリカルなもので、ああこれは今までのわしのイメージどおりだなと思う。

 一家で見に行ったのだけれど、夫婦どちらかが50歳を越えていると、ひとり1000円という料金になっていて、入場には身分証でも確認するのかなと思っていて、免許証を用意していたら、私の顔とアタマを見て顔パスだったのがちょっと悔しかった。

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