2014-01-08 12:47 | カテゴリ:親指シフト入力
 冗談みたいな話だけれど、1980年台前半、ワープロ喫茶というのがあった。

 喫茶店のコーナーにワーブロ専用機が置かれていて、時間あたりの料金を払ってワープロを使わせてもらう、というものだった。まだワープロがまだ一般に普及していない時期で、ワープロ専用機が何十万もしたのでそんな商売も成り立ったのだろうと思う。

 私も何度か御茶ノ水の喫茶店ルノワールにあったワープロを使わせてもらった。まだ20歳くらいの頃だ。ワープロ用紙代やフロッピー代別で、30分で500円くらいだったと思う。混んでいると恥ずかしいので、空いている時間帯を狙って行った。

 ワープロは富士通のOASIS。グリーン単色のCRTモニタに親指シフトキーボード。本体は今のデスクトップバソコンほどの大きさ。それが初めて触ったワープロだった。

 初めて触るのだから、当然使い方は分からない。取扱説明書を読んでいるだけであっという間に時間が過ぎてしまう。それでも四苦八苦してモニタ上に漢字の単語が出てくると、結構感動した。
 電子化された文章、というのがやたら魅力的で、これからは私のような悪筆でも、好きなようにカーソルを動かして活字を切った張ったが出来る時代になるのかと思うと、嬉しくてしょうがなかった記憶がある。当時、学校で配られるプリントや、会社で作成される文書もほとんどが手書きだった。

 しかし、キーボードが親指シフトキーボードという特殊なものだったのには困った。自宅ではTK-80BSというバソコンの元祖みたいな機械を友人から借りて使っていたので、JIS配列ならそのまま打てたけれど、キーの配列が違いすぎて文字を探すのが一苦労。
 それでも、親指シフトキーボードが合理的な配列であることは少し使ってみてよく分かった。これに慣れて、バチバチ打てるようになったら最高だろうなと思った。

 紆余曲折はあったけれど、現在また親指シフトキーボードの配列でこの文章を打っている。これも、最初に触ったワープロが親指シフトキーボードだったということと無縁ではないと思う。

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